タイガーエア航空の機内食は?ローカル台湾料理は購入制

多くの格安航空会社(LCC)は、値段が安いかわりに、機内食などのオプションを使用する際、追加料金が加算されます。しかしそれは逆に、各自の状況や予算に応じた、自由な利用の仕方が出来るということ。

そこで今回は、台湾系の人気LCC、タイガーエア航空の機内食について、その仕組みやメニューを徹底解説。

ぜひ参考にしていただき、快適なLCCの旅をお楽しみください!

注意!タイガーエア航空の機内食は注文制

man in blue dress shirt standing in airplane

タイガーエアは台湾だけではなく、タイやマカオにも就航しているLCCです。

羽田や大阪といった大都市圏からだけではなく、花巻や小松など、地方都市からも利用出来るので、大手航空会社のようにアクセスが良く、人気となっています。

しかしLCCとして、基本のサービス以外はオプション扱いとなっており、機内食に関しても大手航空会社とは違い、すべて購入制。事前予約か、当日注文が必要です。

日本〜台湾間はおよそ3時間ですが、機内への飲食の持ち込みは禁止されています。機内食を購入しない場合、搭乗のあいだ飲まず食わずになってしまいますので、注意しましょう。

事前予約の方法

タイガーエア航空のチケットを購入する場合、公式ホームページから予約を行う方がほとんどだと思います。

チケット購入の手順

  1. 出発空港〜到着空港、日時、人数の選択
  2. フライト便、および席クラスの選択
  3. 個人情報、荷物重量、機内食を選択
  4. 事前保険加入の可否
  5. 座席選択
  6. クレジットカードでの支払い

タイガーエア機内食の予約は、パスポート番号などの個人情報、荷物重量の選択と同じ画面(上記の手順だと3の段階)で行います。

選べるのは、「ポークチョップのタレ煮付けごはん」「海鮮焼きビーフン」「焼ネギ豚トロご飯」「焦がし葱鶏肉ご飯」「焦がし葱米粉うどん」「鶏肉コチュジャン和えご飯」「牛頬肉の炊き込みご飯」「ベジタリアンスペシャル」の8種類。

値段は1200円〜1500円といっけんお高めですが、単品の値段ではなく、ドリンクやデザート、タイガーエアのマスコット「クロロ」のグッズも付いての、セット価格です。

機内食の当日購入方法

チケット購入時に予約をしていなくても、当日タイガーエア機内で購入することも可能です。ただし、機内で頼めるのは「ポークチョップのタレ煮付けごはん」「海鮮焼きビーフン」「焦がし葱鶏肉ご飯」もしくは、軽食のサンドイッチのみ。

「焦がし葱米粉うどん」「鶏肉コチュジャン和えご飯」「牛頬肉の炊き込みご飯」「ベジタリアンスペシャル」は予約限定のメニューなので、当日注文は出来ません。

また、売り切れのメニューは頼めないので、限られたものしか購入出来ないことも。

ローカルの味!台湾風中華料理が味わえる

台湾系のLCCだけあって、タイガーエアの機内食はまさに本場台湾そのものの、ローカルな味が楽しめると評判です。

特に人気なのが、事前予約でも当日購入でもどちらでも注文可能な、「ポークチョップのタレ煮付けごはん」「焦がし葱鶏肉ご飯」「海鮮焼きビーフン」の3つ!

ポークチョップのタレ煮付けごはん

この「ポークチョップのタレ煮付けごはん」は、いわゆる「拝骨飯(パイコーファン)」です。

台湾にはファーストフード的料理、「小吃(シャオチー)」というものがあり、屋台や駅などで売っていて、気軽に食べられるので、台湾の人々にとっては「台湾の味」となっています。

そんな小吃のうち、3大小吃と呼ばれるのが「拝骨飯(パイコーファン)」、「魯肉飯(ルーロウファン)」、「鶏肉飯(チーロウファン)」の3つ。

そのうちの「拝骨飯(パイコーファン)」を、タイガーエアの機内食では「ポークチョップのタレ煮付けごはん」として食べられます。

そもそも「拝骨飯」とは、拝骨(豚肉)に卵と小麦粉の衣をつけて油で揚げた、トンカツのようなもの。カリッと揚げた豚肉をご飯の上にのせ、とろみをつけた醤油味のタレをかけるので、日本人にも合います。

味はさすが台湾系のLCCであるタイガーエアらしく、本格的◎

蓋を開けると、台湾の香辛料である八角の香りがスパイシーに香り、食欲と期待をそそります。

量も、肉厚ジューシーな豚肉だけでなく、煮卵、厚揚げ、野菜ものっていて、なかなかのボリューム♪味も台湾で食べるものと遜色がないと、評判です!

 

焦がし葱鶏肉ご飯

やはり3大小吃の「鶏肉飯(チーロウファン)」を、タイガーエアでは「焦がし葱鶏肉ご飯」として販売しています。

「鶏肉飯」は、鶏肉を細く裂き、ご飯にのせて、鶏油(チーユ)と甘口のタレをかけたもの。鶏肉のさっぱりとした味わいと鶏油が絡みあう、台湾中南部・嘉義発祥の料理です。

台北では他の小吃ほど扱っている店が少ないので、台北しか滞在予定がない方は、もしかしたらタイガーエアの機内食が「鶏肉飯」を味わう、貴重な機会になるかもしれませんね。

焦がし葱鶏肉ご飯」は、鶏肉の他にも肉団子、ソーセージ、煮込み野菜と、台湾ローカルな具材が楽しめるので、お腹も満足します♪

日本ではあまりない味なので好き嫌いが分かれますが、さっぱりさとした鶏肉と鶏油の絶妙な味、肉団子のプリプリとした食感は、合う人にはとても美味しいと好評です!

海鮮焼きビーフン

上記の2つ以上に人気があるのがこちら、「海鮮焼きビーフン」。

ビーフンはコンビニでも売られているほど日本でも親しまれており、中華麺よりもさっぱりとしているので、特に女性に人気です。

タイガーエアの機内食「海鮮焼きビーフン」は、干ししいたけや野菜が入った具沢山で、エビはプリプリ♪味も一見、日本のものより濃そうですが、実際の味は日本人好みでちょうど良く、かつ、台湾風のスパイシーさが味わえます。

機内で温めているので麺は少しやわらかいものの、徐々に台湾ローカルの味に慣れていける、人気の一品です!

台湾の定番飲料も!

大手航空会社では、機内で頼めるのはオーソドックスな飲み物ばかりで、現地のドリンクはなかなか頼めません。

しかしタイガーエアの機内では、台湾のローカルな定番飲料が購入可能!台湾到着前から、台湾気分を盛り上げることが出来ます。

蘋果西打

例えば、「蘋果西打」(ピングオシーダー)。

この「蘋果西打」は、いわゆるアップルソーダ。台湾では昔から販売されており、老若男女問わず愛されている、国民的炭酸飲料です。

ほのかなアップル風味の炭酸は、日本人にとってもどこか懐かしい、やさしい味わい。油っこい台湾料理にもさっぱりと合います。

黑松沙士

そして、その「蘋果西打」と双璧をなす、もうひとつの国民的炭酸飲料「黑松沙士」(へイソンサースー)。

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「台湾のコーラ」とも呼ばれている「黑松沙士」は、さすが漢方のお国らしく、ハッカの味わいが特徴。独特な味わいはコーラというより、ドクターペッパーの方が近いかもしれません。

こちらも「蘋果西打」と同じく、台湾では昔から親しまれている、台湾の味。飲めば一気に、台湾通の気分を味わえることうけあいです!

カード払い可。支払いは台湾元がオススメ!

機内食を当日購入する場合、支払いは日本円でも台湾元でも、どちらでも可能です◎

ただしレートの関係上、日本円での支払いは損をすることが多いので注意。もしこだわりがなければ、台湾元で支払った方が、お得でしょう。

また、カードの使用ももちろん可能◎

ただし、カードは200元(日本円で700〜800円)以上から使用可能ですので、ドリンクのみ注文の場合は、カードが使えないので気をつけてください。※2018年5月現在

使えるカードは、VISAやMasterカードの他に、日本で広く使われているJCBカードも使用可能です。

注文制の機内食をうまく利用しよう

LCCは大手航空会社より格安で利用出来る反面、その他のオプションは各自の必要に応じて加算されていく仕組みです。機内食も基本的にはついていないので、追加で注文する必要があります。

しかしそれは、みなさんの行動次第の、自由な選択が出来るということ。

機内食なしで過ごすことで、到着してすぐに現地のご飯を食べに行くことも可能ですし、逆に機内食を食べておいて、現地に着いたらアクティブに行動することも出来ます。

購入制ではありますが、タイガーエア航空ではローカルな台湾料理や、台湾ならではのドリンク・おやつを、現地に着く前に楽しむことが出来ます。

各自の状況や予算に応じた自由な機内食の利用で、タイガーエア航空の旅を上手に楽しんでください!

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