PR

格安航空会社、LCCとFSC、MCC、ULCCの違いとは?さまざまな角度から定義を検証!

当サイトでは記事内のリンクに広告が含まれる場合があります。
LCC
この記事は約3分で読めます。

そもそもLCCとは?

LCCとはLow Cost Carrierの略称であり、日本語では格安航空会社と呼ばれます。

下記にあるようなさまざまな点でコストを削減して格安運賃を提供する航空会社です。

FSCはFull Service Carrierの略称で、一般的な大手航空会社のことを指します。

LCCのコスト削減への取り組み

単一機材の導入

整備部品の在庫や乗務員の育成の観点から、単一機材とするLCCが多いです。

機材の中でもボーイングB737とエアバスA320シリーズがよく選定されています。

機材稼働率の向上

限られた資源を最大活用するため、空港での折り返し時間(到着〜出発の時間)の削減をおこなっています。

そのために比較的混雑が少ない小さな空港や、簡単に取り外しができる階段での乗り降りなどをおこなっています。

また、毎日運航を前提とせず、運航便数を最適化することで地方どうしを繋いでいたりもします。

座席の違い

一般的にLCCではエコノミークラスのみの座席となっていることが多いです。

また、薄型のシートで前後の幅を最小限にしていることが多く、これにより一度に運べるお客さんの数を多くしています。

また、座席指定が有料で、足元の広い席などは追加料金で指定できます。

機内サービスの有料化

飲み物や機内食、機内エンターテイメントといったサービスは有料です。

また、WiFiサービス等も有料もしくは、そもそもない場合も多いです。

受託手荷物の有料化

大きいスーツケースなどの預ける手荷物はLCCでは基本有料となっています。

また、機内持ち込みの手荷物のサイズや個数、重さにも厳格なルールがあります。

単一券種、変更・キャンセル不可

一般的に航空会社では「通常運賃」のほかに「先得」「セイバー」といった割引運賃があります。

通常運賃の場合無条件で変更・キャンセルが可能で、割引運賃も一定の期間であればキャンセルが可能となっています。

しかし、LCCでは基本運賃1種類のみで、オプションを追加することで変更等が可能になります。

LCCでは基本運賃のみの場合はキャンセルが不可なのです。

インターネット・直販

LCCの航空券の販売は、インターネットによる直接販売が中心です。

電話や空港での予約の場合は別途手数料が加算されることもあります。

厳格なポリシー

チェックイン時間や手荷物の大きさなどに厳格なポリシーを採用することで、対応コストの低減化・定時運航の維持を図っています。

また、遅延・欠航時の他社便や他の交通機関への振替は基本的に行わないことでもコスト削減しています。

セルフサービス化

オンラインチェックインや自動手荷物預け機などの導入により、人件費や紙代を削減しています。

一部のLCCでは空港でのチェックインに追加料金が発生する場合もあります。

ULCCとは?

ULCCはUltra Low Cost Carrierの略で、「超格安航空会社」となります。

預ける手荷物の他に、機内持ち込みの手荷物も有料化している航空会社のことです。

MCCとは?

MCCはMiddle Cost Carrierの略で、ハイブリッド航空会社とも呼ばれています。

大手航空会社と同等のサービスを提供しながらも、大手航空会社よりも安い運賃を提供していることが特徴です。

預ける手荷物や座席指定が無料だったり、都市部の空港を使用しているなど大手航空会社と遜色のないサービスを提供しています。

LCCとは?まとめ

当サイトでは下記の条件に一致する航空会社をLCCとしています。

・無料の受託手荷物がない

・機内サービスが有料

・座席間隔が狭い(シートピッチ30インチ未満)

さらに、機内持ち込み手荷物が有料の場合はULCCとしています。

タイトルとURLをコピーしました